大阪桐蔭・藤原&根尾&報徳・小園が野手BIG3…巨人・岡崎スカウト部長に今秋ドラフト候補聞く

スポーツ報知
巨人・岡崎スカウト部長

 13日までに全56代表校が登場した。今大会で目立った今秋ドラフト候補について、巨人・岡崎スカウト部長に聞いた。

 大阪桐蔭・根尾、藤原、報徳学園・小園の3人が、トップクラスという印象を受けました。もともと、春の時点でも高く評価していましたが、それぞれがさらに成長しています。

 根尾はスピード、柔軟性、体のキレといった身体能力が素晴らしい。野球選手として、高校生の中でNO1だと思います。プロはスピード勝負の世界。スピードと野球センスを兼ね備えていることが、私なりの「伸びしろ」の解釈となりますが、彼はこれが大きい。遊撃の守備もよくなっています。私は投手よりも野手として見ています。

 藤原は、春は右膝痛の影響もあって抑え気味にプレーしていたけど、足に関してはNO1。走攻守、肩も含めてトップクラスの外野手で、何年かに1人の完成度ですね。小園も、体が大きくなって左中間方向に強い打球が打てるようになった。肩の強さ、足の速さも持ってるので「伸びしろ」は大きいですね。

 投手では、浦和学院・渡辺と金足農・吉田が目立ちました。2人とも投球時の体のキレと柔軟性を持っている。投げ方もいいので、球速が出るだけでなく、ボールの質がすごくいい。特に、渡辺は190センチと体が大きく、手も長い。もっと体が強くなってくれば、腕の振りの大きな、スケールの大きな投手になれます。将来的に楽しみだなあと感じています。(談)

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