金足農・吉田輝星「あきらめているやつはいなかった」…エースに聞く

2018年8月18日 5時55分スポーツ報知

◆第１００回全国高校野球選手権記念大会第１３日　▽３回戦　金足農５―４横浜（１７日・甲子園）

　金足農（秋田）の１５０キロ右腕・吉田輝星（こうせい・３年）は、横浜（南神奈川）相手に３試合連続２ケタ奪三振となる１４Ｋで４失点完投勝ちした。３回には自ら２ラン。味方に逆転３ランが飛び出した直後の９回には、自己最速タイの１５０キロを計測するなど驚異のスタミナで３者連続空振り三振締め。チームを２３年ぶりの８強に導いた。第１４日（１８日）の準々決勝は、第４試合で近江（滋賀）と対戦する。

　◆エースに聞く

　―選手交代をすることなく、９人で名門・横浜を撃破した。

　「最初から倒せるっていう気でいた。予想以上に厳しいゲームだった。でも、あきらめているやつは、誰一人いなかった。こっからやるのが金足だと。７回ぐらいから、冬練の合言葉が出た。９人の『勝ちたい』っていう気持ちが強かった」

　―９回にはギアを上げた。

　「みんなで冬練のキツイ練習を思い出したので。そこで、あれよりは楽だなと思った。プレッシャーを楽しめれば、チームとしても成長できると思って全力で投げました」

　―自己採点すると？

　「後半の対応力が良かったので、６０点ぐらいです」

　―３回の本塁打では、敬礼ポーズで生還。

　「あれは、試合前にみんなで楽しもうと言って決めたポーズです」

　―８回に高橋の逆転３ラン。

　「打った瞬間入ったと思った。元々、気合が入っているヤツなので、打ってくれて本当にうれしかった」

　―１試合２本塁打。