日大三・日置航「速い球には自信があります」マシン近づけ金足農・吉田対策

スポーツ報知
日大三・日置(右)に打撃指導を行う小倉監督

◆第100回全国高校野球選手権記念大会(19日)

 日大三の主将・日置航(3年)が、金足農・吉田撃破を誓った。4試合全て完投で勝ち上がってきた右腕との対戦を前に「吉田を打って勝つイメージしかない。とにかく、食らいついていくことだけを考えていこうと思う」と意気込んだ。

 速球派には強い。西東京大会決勝の日大鶴ケ丘戦。最速152キロ右腕、勝又温史(3年)相手に左越え本塁打を含む2安打で、優勝に貢献した。「リトルの時から近い距離で体感150キロを打ってきたので、速い球には自信があります」。“みちのくの剛腕”との真っ向勝負に、意欲を見せた。

 この日は西宮市内で2時間の調整。直球対策として、マシンを5メートルほど近づけて体感速度150キロのフリー打撃を行った。サク越えは2本も「コンパクトなスイングを意識している」。逆方向へ鋭い打球を飛ばし、好調をアピールした。

 優勝した11年夏以来の準決勝に臨む。小倉全由監督(61)は「日置の前にランナーをためて、彼にかえしてもらいたい」と主将をキーマンに指名した。「監督が自分たちに教えてくれた練習は日本一だと思っている。絶対諦めない日大三の野球を、準決勝でもみせていきたい」と日置。頂点まで、あと2つだ。(大谷 翔太)

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