金足農で生まれた9匹の子豚、逆転3ランの高橋が名付け親になる

スポーツ報知
学校の掲示板は夏の快進撃を伝える記事で埋まっていた

 金足農の生物資源科で飼育している母豚から18日に9匹の子豚が誕生。準々決勝の試合中にお産が始まり、野球のメンバーと同じ「ナイン」がそろった後、サヨナラ勝ちとなり話題になった。

 3回戦の横浜戦で逆転3ランを放った高橋佑輔一塁手(3年)が授業の一環で豚の世話を行っていた。同じクラスのボクシング部・三浦央睦(3年)は、「奇跡だな、運命的だなと思う。名前は(高橋)佑輔に全部つけて欲しいですね」と感慨深い表情で話した。

 子豚は、約半年の飼育期間を経て出荷される予定だが、「名前をつけてかわいがってあげたい。しっかり向き合って育てたい」と三浦。命への感謝の気持ちを持って子豚ナインとの時間を過ごしていく。決勝進出を決めた、同級生たちの快進撃を見た三浦は、「最高です。それしか言葉が出ない」。悲願の初優勝へ秋田から声援を送る。(泰)

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