1969年決勝 延長18回引き分け再試合の松山商・井上、三沢・太田両投手が始球式

スポーツ報知
決勝戦でレジェンド始球式を行った三沢高校OBの太田幸司さん(左、右は松山商OBの井上明さん)

 第100回全国高校野球選手権記念大会第16日▽決勝 金足農―大阪桐蔭(21日・甲子園)

 1969年の決勝で延長18回を投げ合った三沢(青森)出身の太田幸司氏(66)と松山商(愛媛)OBの井上明氏(67)=元朝日新聞記者=が「甲子園レジェンド始球式」に登場。井上さんが外角低めにワンバウンドの投球をした後、太田さんも真ん中低めのワンバウンド投球となった。

 井上さんは「高校の時よりも緊張した。ストライクをイメージしたが、腕が縮こまってしまいました」と苦笑い。太田さんも「井上さんがワンバウンドだったので、高めに投げようとしたんですが、同じようにショートバウンドになりました。今回も引き分けでしたね」と延長18回引き分けになぞらえて振り返った。

 金足農の吉田輝星投手は秋田大会から全試合完投。井上さんは「金足農のエースが一人で投げ抜いて、何か(当時と)重複するなと見ていました」と懐かしんだ。青森出身で、翌日の再試合で敗れて準優勝だった太田さんは「勝利の女神が第100回記念大会まで待ってくれたのかな」と東北勢初の優勝を待ち望んだ。

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