大阪桐蔭が史上初の2度目春夏連覇

スポーツ報知
2度目の春夏連覇を達成し喜ぶ大阪桐蔭ナイン

◆第100回全国高校野球選手権記念大会 最終日 ▽決勝 大阪桐蔭13-2金足農(21日・甲子園)

 平成最後の夏の甲子園決勝は、大阪桐蔭が大差で東北勢初の優勝を狙った金足農を破って頂点に立った。

 大阪桐蔭は初回に石川瑞貴(3年)の2点二塁打などで3点を奪うと、4回は宮崎仁斗(3年)の3ラン、5回には根尾昂(3年)の中越え2ランなどで6点を奪った。

 金足農(秋田)のエース右腕・吉田輝星(こうせい、3年)は、1―12で迎えた6回に、今夏初めてマウンドを譲った。秋田大会から全10試合で完投してきたが、この日は大阪桐蔭打線に5回12安打12失点(自責11)と打ち込まれた。6回からは、三塁の打川和輝(3年)が登板。吉田は一度マウンドへ駆け寄り、打川に声を掛けてから右翼へ向かったが、その打川も3回1失点。強打の大阪桐蔭から流れを奪うことが出来なかった。

 大阪桐蔭は9回もエース・柿木蓮(3年)が続投。根尾にマウンドは譲らず、最後も3人で仕留めて優勝投手になった。

 大阪桐蔭・西谷浩一監督(48)は春夏で単独最多となる通算7度目の優勝。秋田県勢103年ぶりの決勝に臨んだ金足農の快進撃は大阪桐蔭に止められ、東北勢の悲願だった「白河の関越え」はならなかった。

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