智弁和歌山・高嶋監督勇退一問一答〈5〉孫が入学する前にやめようと思っていた

スポーツ報知
退任会見後、中谷仁新監督(左)と握手をする智弁和歌山・高嶋仁監督智弁

 甲子園歴代最多68勝を誇る智弁和歌山の高嶋仁監督(72)が25日、前日24日付で勇退したことを発表した。後任は、プロ野球の巨人、阪神などで活躍した、教え子の中谷仁コーチ(39)が務める。高嶋監督は名誉監督として智弁学園(奈良)も指導する。

 以下は会見の一問一答(続き)

 ―智弁和歌山に進学を希望している孫について

 「息子と何年か一緒にやりました(1991、92年夏に長男の茂雄さんと甲子園に出場)んで、身内がおるのはやりにくい。(勇退が)1年延びたとしても、孫が入学する前にやめようとは思っていた。3月31日付とかで。そういう気持ちでいた。うまくいかない。息子はあれですけど、孫はいじめるわけにはいかんですよ(笑い)。小さい時から応援に行って、智弁のユニホームを着て応援していますんでね。(智弁和歌山に)行きたいのは分かりますけどね。一緒にはしんどいな、という気持ちは持っていた。幸い中谷監督が小学6年の時に(タイガースジュニアで)指導してくれているのでラッキーかなと思っている」

 ―今後やってみたいことは

 「宝くじにあたって、海外にいきまくってやろうと。はっきりとは決めてません。ただ、講演(依頼)が3つある。そういうのもええかなと」

 ―劇的に勝つ力はどこから来るのか

 「練習量もそうでしょうし、練習の中でしごいてきた」

 ―今後の夢は

 「野球の底辺といいますか、小学生とかに野球の楽しさを教えたい夢はあります。広場を見たら(子供がやっているのは)サッカーなんですよ。ちょっと違うなという感じもする。小さい子に教えたいなというのはある」

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