甲子園14度出場の桐生第一高・福田監督が解任

スポーツ報知
桐生第一・福田監督

 1999年の全国高校野球選手権で群馬勢初の全国制覇を成し遂げるなど、桐生第一(群馬)を春夏通算14度の甲子園出場に導いた福田治男監督(56)が、解任されたことが31日、分かった。学校側は「総合的な経営判断として、野球部の指導体制の刷新の一環として、監督を交代することにした」と説明している。

 桐生第一は、夏の甲子園出場は08年を最後に遠ざかっており、今夏も群馬大会2回戦で敗退。近年は成績不振が続き、高崎健康福祉大高崎や前橋育英に押される状況が続いていた。また、今月21日には体罰が発覚した部長を解任し、不適切発言を行っていたコーチに注意し、指導を自粛させたばかりだった。

 学校側は30日、保護者会を開き、味戸克之校長が監督の交代を説明。後任には、今泉壮介コーチ(38)が9月1日付で昇格し、2日に初戦(対高崎北)を迎える秋季県大会に臨む。

 福田監督は埼玉・上尾高―東洋大を経て、85年に同校の野球部創部と同時に監督に就任。08年8月にも部員による不祥事で引責辞任したが、翌年に復帰していた。

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