【U18】連覇へ問題は1位で勝ち抜けられるか

スポーツ報知
練習終了後、肩を組んで笑顔を見せるU18日本代表(左から)根尾、吉田、藤原(カメラ・酒井 悠一)

 第12回U18アジア選手権大会が3日、宮崎で開幕する。連覇を狙う日本は、1次ラウンド(R)で最大のヤマ場となる5日の韓国戦(サンマリン)で、今秋ドラフト1位候補右腕・吉田輝星(3年)を先発させることが2日、決定的となった。昨夏のU18W杯で敗れた相手にガチンコ勝負を挑み、スーパーRに弾みをつける。

 ■展望 7か国・地域の参加でアジア王者を競うが、日本、韓国、台湾のトップ3とその他のチームとの間には、大きな実力差が存在している。1次ラウンド (R)はA組が日本と韓国、B組は台湾と中国が勝ち抜けると見て、ほぼ間違いない。

 問題は1位で勝ち抜けられるかどうかだ。B組の1、2位と対戦するスーパーラウンド(SR)には、同じ組からSRに進出したチームとの1次Rでの対戦成績が持ち越されるため、韓国戦の勝敗が持つ意味は大きい。昨年のU18W杯(カナダ)で敗れた宿敵には、同大会の銀メダルメンバー、右横手から150キロを投げ込むソ・ジュンウォンと左腕のキム・キフンが残り、手ごわい。

 ◆主な大会ルール

 ▽球数制限 今大会から採用され、最大105球(球数が上限に達した場合、その打者との対戦が終わるまでは投球可)を投げた場合は中4日、50球以上は中1日の登板間隔を空けなければいけない。また、連投は3日まで。

 ▽タイブレーク 9回終了時点で同点の場合、延長10回から「無死一、二塁の継続打順」で行う。

 ▽DH制 あり。

 ▽コールドゲーム 5回15点差以上、7回10点差以上。

 ▽バット 木製を使用。

 ▽使用球 BFA公認のBRETT社製ボール。「若干滑りやすいが、感覚的には日本製に近い」と関係者。

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