20年高校野球東西東京大会、準々決勝から東京D開催を検討

スポーツ報知
東京ドーム

 東京五輪が開催される2020年の全国高校野球選手権の東西東京大会について、東京都高野連が早ければ準々決勝から東京D開催を検討していることが11日、分かった。メイン会場の神宮球場が同年7月6日から9月13日まで使用中止となるため、東京Dでの初開催が実現する可能性が高まった。

 東西東京大会の決勝には例年、2万人規模の観衆が詰めかける。清宮(現日本ハム)擁する早実と東海大菅生が戦った15年西東京大会決勝は2万8000人を動員した。都内の球場で収容人員や交通の便などを考慮した結果、今後、本拠地として東京Dを使用する巨人や球場担当者と交渉に乗り出す方針を固めた。

 この日は都内で「2020年日程プロアマ全体会議」が行われ、高野連の関係者らが出席。日本野球機構(NPB)の井原事務局長も「プロ側もできるだけ協力する」との姿勢を示した。

 東西東京大会は準々決勝以降で計14試合。プロとの兼ね合いによって東京Dの使用は準決勝以降などで着地する可能性もあるが、関係者によると、都高野連は準々決勝以降の開催を希望しているという。年内には日程と開催球場を決める見通し。20年は高校野球も異例の“五輪シフト”となる。

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