常葉大菊川、新チーム1勝!背番1・菊地「去年の準V以上目指す」

スポーツ報知
7回0/3を1失点に抑えた菊地

◆高校野球秋季静岡県大会 ▽1回戦 常葉大菊川5―1静岡市立(15日・草薙)

 開幕し、1回戦9試合が行われた。夏の甲子園出場校・常葉大菊川(西部5位)は、静岡市立(中部4位)に5―1で逆転勝ち。先発・菊地康太(2年)が7回0/3を1失点に抑える好投で、新チーム初勝利を飾った。星陵(東部5位)は浜松市立(西部3位)に9―4で快勝。秋の県大会28年ぶり1勝を挙げた。16日は2回戦が行われる。

 背番号1・菊地が新チーム初勝利を呼び込んだ。3回に1点を先行されたが「後半勝負になると思ったので、とにかく粘った」と最少失点のまま終盤へ。7回2死二塁、3番・諏訪隼人主将(2年)の左前適時打をきっかけに一気の4得点。菊地は8回に2連打を許したところで降板したが、高橋利和監督(32)は「菊地が頑張ったのが一番」と、公式戦初先発でこの試合から背番号1をつけた右腕をたたえた。

 甲子園16強の中心だった3年生が抜け、新チーム初戦は西部大会で浜松西に敗戦。諏訪主将も「自分たちはそんなに強くない」と自覚した。国体出場が決まり、練習に来ている3年生の「声を出して、プラス思考に考える」雰囲気作りからまねすることで、落ち込んでいたムードを振り切った。

 菊地も県大会初戦3日前の練習で漢人友也からツーシーム、榛村大吾(ともに3年)から横のスライダーの握りを習得。先輩投手2人から教わった変化球を駆使して、この日の好投につなげた。

 16日の2回戦は加藤学園(東部1位)と対戦。「去年の準V以上を目指したい」。菊地は先輩超えを誓った。(山中 優輝)

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