大阪桐蔭・縄田、ドクターKだ4回7K 投手8人継投で勝つ

スポーツ報知
3回から登板した大阪桐蔭・縄田

◆高校野球秋季大会 大阪府大会 ▽2回戦 大阪桐蔭9―1香里丘=7回コールド=(17日・大産大付高グラウンド)

 来春センバツの重要な参考資料となる秋季大阪府大会の1、2回戦が行われ、史上初のセンバツ3連覇&3季連続の甲子園優勝を目指す大阪桐蔭が、香里丘に7回コールド勝ちした。3回から2番手で登板した縄田渉(2年)が、4回を1安打無失点に抑えた。

 15日の1回戦・堺工科戦でスーパー1年生の西野力矢一塁手が2発を放ったのに続き、今度は“ドクターK”の誕生だ。縄田は「おりゃ~」と気迫を前面に出し、伸びのある直球と落差の大きいカーブで7三振を奪った。「一球一球、腕を振って投げられた」。公式戦デビューした1回戦は1回で3奪三振。2試合で奪三振率は驚異の「18」だ。「(試合の)経験がないけど、日本一になった打線に毎日シート打撃とかで投げてきた」。史上初2度目の春夏連覇を達成した3年生と“対戦”し、根尾昂に「この球、甘かったぞ」など助言を受けてきた。

 背番号1の中田惟斗(2年)、縄田ら右腕は4人いる。この試合で登板した高野裕輝(2年)、藤江星河(1年)の両左腕に、投手もできる中野波来(はる)中堅手と山田優太三塁手(ともに2年)を加えて、ベンチ入り20人中、投手は8人もいる。「数はいます。みんなでつないで、と思っている」と西谷浩一監督(49)。豊富な投手陣が新チームの売りになりそうだ。(伊井 亮一)

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