大阪桐蔭が金光大阪に7回コールド勝ち…府内公式戦40連勝

スポーツ報知
2回、大阪桐蔭・宮本が右中間に3ランを放つ(カメラ・伊井 亮一)

◆秋季高校野球大阪府大会 ▽3回戦 大阪桐蔭10―1金光大阪=7回コールド=(23日・万博球場)

 大阪府大会では、史上初のセンバツ3連覇&3季連続の甲子園優勝を目指す大阪桐蔭が金光大阪に7回コールド勝ちした。2回に宮本涼太二塁手(2年)が3ラン、5回に“おかわり君2世”の西野力矢一塁手(1年)が2点本塁打を放ち、府内での公式戦連勝を40に伸ばした。

 “V戦士”が試合を決定づけた。2回2死一、二塁、大阪桐蔭の宮本が右中間に3ランを放り込んだ。「フルスイングを心がけた」。主将の中野波来(はる)中堅手とともに2季続けて甲子園でベンチ入りした宮本は、史上初2度目の春夏連覇に貢献した。「先頭が出て、より攻撃的に攻める」という西谷浩一監督(49)の考えで新チームでは2番を務め、打者9人で6得点を奪った猛攻の立役者となった。

 5回1死一塁では、西野が中堅左へ2ランを放った。大阪桐蔭OBの西武・中村剛也をほうふつとさせる“おかわり君2世”は、公式戦デビューとなった堺工科との1回戦で2本塁打7打点をマーク。「こすったような感じだったけど、入ると思った」と、3戦3発の量産態勢だ。3球団が視察し、巨人の渡辺スカウトは「打球に角度があって、長打力は天性のものがある。今後が楽しみ」と、高評価した。

 金光大阪とは今夏の北大阪大会準々決勝で対戦し、久下奨太と鯵坂由樹(ともに2年)が3度ずつ登板する目まぐるしい継投に2―1と苦戦した。序盤の山場と見られた一戦も、両投手を攻略して3試合続けてコールド勝ちした。「中野、宮本という軸が打ってくれるとチームは勢いづく」と指揮官。2016年秋季大阪府大会の3位決定戦から続く府内での公式戦連勝を40に伸ばした。(伊井 亮一)

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