大阪桐蔭8冠!今年は公式戦無敗29連勝…松坂の横浜9冠公式戦44勝無敗に次ぐタイトル数

スポーツ報知
8回無死一、三塁、山田の左犠飛で生還する大阪桐蔭・藤原(カメラ・谷口 健二)

◆福井国体 ▽2回戦 大阪桐蔭5―3済美(3日・福井県営球場)

 大阪桐蔭が済美(愛媛)を破り、春夏の甲子園大会などを合わせて今季8冠を達成した。4回に今秋ドラフト1位候補の根尾昂遊撃手(3年)が決勝打を放ち、最強世代は公式戦41勝1敗、2018年は公式戦無敗の29連勝で有終の美を飾った。根尾のほか、藤原恭大中堅手、柿木蓮、横川凱の両投手(いずれも3年)の4選手が4日にプロ志望届を提出する。

 有終のV打だ。0―0の4回1死、藤原が左前安打で出塁し、根尾が中越えに先制の適時二塁打を放った。両雄が2安打ずつをマークするなど、先発野手全員の12安打で快勝した。「自分の力だけでは経験できない財産を与えてくれた3年間だった」と、根尾は感慨深げに漏らした。

 今大会は台風24号の影響で準決勝以降が打ち切りになったため、4強の浦和学院(埼玉)、金足農(秋田)、近江(滋賀)とともに1位扱いとなった。春夏の甲子園大会、昨秋と今春の大阪府大会と近畿大会、今夏の北大阪大会と合わせて8冠に輝いた。松坂大輔(現中日)を擁して、97年から98年まで公式戦44勝無敗だった横浜の9冠に次ぐタイトル数だ。

 この世代は、昨秋の明治神宮大会準決勝で創成館(長崎)に敗れたものの、今年は公式戦無敗の29連勝で締めた。西谷監督は「何事に対しても粘り強く戦った」と3年生をねぎらった。公式戦は41勝1敗。高校野球史に残る最強チームだった。

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