筑陽学園、初センバツ当確!2試合連続の延長勝利…25日に明豊と決勝戦

スポーツ報知
延長12回にダメ押しの右越えソロを放った筑陽学園の福岡

 ◆高校野球秋季九州大会 ▽準決勝 筑陽学園(福岡1位)5―3大分(大分2位)=延長12回=(24日・リブワーク藤崎台球場)

 1点リードの9回2死三塁から同点打を浴びた筑陽学園は、準々決勝の興南(沖縄)戦に続いて延長戦に突入。勝利目前で追い付かれる苦しい展開だったが、延長12回2死から右前打の3番・弥富(いやどみ)紘介(2年)が暴投で一気に三塁へ進み、8回に先制打を放った主将の4番・江原佑哉二塁手(2年)が右翼線へ勝ち越し打を放った。続く5番・野田優人左翼手(2年)が右中間三塁打に敵失が絡んで生還。さらに、1994年夏の甲子園で準優勝した樟南(鹿児島)のエースだった福岡真一郎トレーナーの長男で6番・右翼の大真(たいしん、2年)が右越えソロ。この回一挙4点で初の決勝進出を決めた。

 これでセンバツ初出場がほぼ確実となり、2003年夏以来の甲子園切符に江口祐司監督(56)は「一戦一戦成長している選手たちをたくましく感じます」と目を細めた。日章学園(宮崎1位)を10―4で下した明豊(大分1位)と25日に九州王座を争う。九州地区に割り当てられた来センバツの一般枠は4つで、筑陽学園と明豊に加え、準決勝で惜敗した大分とコールド負けを逃れた日章学園にも当確ランプがともった。(「報知高校野球」取材班)

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