星稜・奥川恭伸は控えめ!?「1位か2位で…」

スポーツ報知
5番・DHで7回に右翼線二塁打を放った奥川

◆練習試合 星稜14―0北陸(28日、星稜高グラウンド)

 高校野球秋季北信越大会を制して24年ぶりの明治神宮大会出場(11月9日開幕)を決めた星稜が28日、金沢市の同校グラウンドで北陸(福井)と練習試合を行い、14―0で快勝。5番・DHとして出場したU18日本代表右腕・奥川恭伸(2年)が、1位指名の期待もかかる来秋のドラフトを見据え「自分も指名されるように頑張りたい」と思いを打ち明けた。

 25日のドラフト会議は、「代表で一緒にプレーしていた先輩たちが指名されていて、いつもと違った感覚だった。記者会見などを見て『自分だったら…』とも考えていた」と、1年後の自身の姿を重ねながら見ていた。中でも代表で同部屋だった大阪桐蔭・根尾昂内野手、報徳学園・小園海斗内野手はともに1位指名で4球団が競合。「本当にすごい選手と過ごしていたんだな」と改めて感じたという。

 2年生でただ1人U18侍ジャパンに選ばれた奥川は、佐々木朗希(大船渡)、西純矢(創志学園)らとともに来秋のドラフト1位候補として注目される。「1位で競合までいかなくても、かかればいい。欲を言えば、1位か2位で選ばれるような選手になりたいです」と照れながら話した。

 延長15回引き分けとなった22日の北信越決勝(対啓新、2△2)では、13回に左手首にライナーを受け、翌日の再試合(7○4)を欠場。しかし、この日は7回に右翼線二塁打を放ち、直後に三盗も決めて元気な姿を見せた。「もう治っています。投球練習もしているし大丈夫です。神宮大会では3点以内に抑えることを目標に頑張りたい」。神宮のマウンドで、世代NO1投手の座をつかむ。(勝田 成紀)

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