札幌第一、内野争いが激化 日本ハム屋内練習場で汗

スポーツ報知
三塁の守備をこなす札幌第一・野島(右)

 第91回センバツ高校野球大会(3月23日開幕・甲子園)に出場する札幌第一の「仁義なき内野戦争」が幕を開けた。3日、札幌市内の日本ハム屋内練習場で約3時間の練習。内野ノックには投手陣も加わり、菊池雄人監督(46)は「投手は打力があるので、内野の可能性を模索したい。競争です」と話した。

 レギュラーはまだ完全白紙状態。昨秋まで投手専門だったエース右腕・野島丈、2番手左腕・畠山和明(ともに2年)も「内野戦争」に参戦した。菊池監督は「甲子園は投手のレベルが上がるので、下位打線に(2人が)いると大きい」。サバイバルはし烈を極めることになった。

 3月5日から静岡合宿を行う予定だが、大会直前までは道内で調整。同校の屋内練習場では実戦練習はできないからこそ、内野が収まる日本ハムの屋内練習場は大切なアピールの場となる。菊池監督は「今後はミニ紅白戦も行う。ここでのアピールが大事」と競争を促した。

 主将の大平裕人遊撃手(2年)は「昨秋はレギュラーではなかった選手でも伸びてきているし、そこでもっと競争してやっていきたい」。過去、2度のセンバツ出場もまだ勝利はない。初勝利には、チーム内競争を勝ち抜いた選手の力が必要になる。(清藤 駿太)

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