鈴木大地長官、高校野球での投球制限を支持

スポーツ報知
鈴木大地スポーツ庁長官

 スポーツ庁の鈴木大地長官が4日、高校野球で、投球回数や球数に一定の制限を設けることが望ましいとの考えを示した。「若い人の障害予防の観点から好ましい。けがをさせないことが大事であり、生徒を守る学校の姿勢が共感を呼び、受け入れられるようになってほしい」と述べた。

 昨年12月、新潟県高野連が春季新潟大会で球数制限を導入することが明らかになった。日本高野連では全国一斉の実施、手続き上の問題から否定的な意見が出ているが、同長官は「新潟の勇気を応援したい」と支持する姿勢を示した。

 さらに「似たような競技や海外の事例も参考にしながら議論し、変わらないといけないところは変えないといけないのではないか」と主張。国に制度導入の強制力はないが、スポーツ行政トップの発言は今後の議論に一石を投じそうだ。

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