通算34発の山梨学院・野村、センバツへ「勝利に貢献する打撃を」

スポーツ報知
センバツに向け打撃練習に励む山梨学院・野村

 第91回センバツ高校野球大会(3月23日から12日間・甲子園)に5年ぶり3度目の出場となる山梨学院が5日、甲府市の砂田グラウンドで練習を公開した。

 高校通算34本塁打の4番・野村健太左翼手(2年)は、シート打撃で力強いスイングを披露。センバツに向けて「選ばれたからには恥じないプレーをしたい」と、決意を新たにした。

 昨夏の甲子園では、高知商(高知)との1回戦(12●14)で、10―11の7回に左翼へ一時は同点に追い付く1号ソロを放った。「本塁打は打てたが、少し緊張して打ち急いだ。2度目の甲子園なので、少しは余裕を持っていけるんじゃないか」と野村。自身初の春の聖地では、2季連続の甲子園弾に期待がかかるが「長打を打つことも大事だが、チームの勝利に貢献する打撃をしたい」と、冷静に話した。

 新チームでは主砲として、昨秋の公式戦8試合でチーム最多4本塁打。それでも「ミスショットがあった」と課題を挙げ、現在は投手を見ながらタイミングを取る練習に余念がない。180センチ、90キロの右のスラッガーは愛称「デスパイネ」。チームは今後、天候を見ながら紅白戦を行う予定で、野村は「実戦は楽しみですね。室内打撃などとは違った課題が見えてくると思うので、それを修正していきたい」と、目を輝かせた。

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