高知商のダンス問題は20日に処分を先送り 日本高野連は「不手際があった」

スポーツ報知

 日本高野連は13日、大阪市内で全体審議委員会を開き、昨年12月に高知商ダンス同好会が主催した有料発表会に同校の野球部員が出演したことについて、野球部長の処分を20日の理事会に先送りすることに決めた。

 日本高野連は500円の入場料を取っていたことは「商業活動にはあたらない」と結論付けた。一方、ユニホーム姿で出演したことについては結論を保留。ユニホーム姿で舞台出演などを禁止することが現在は明文化されていないため、西岡副会長は「(違反を)示せなかったのは高野連の不手際があったと認めざるを得ない」と指摘した。

 当初は野球部員が有料の発表会にユニホーム姿で出演したことが日本学生野球憲章に抵触するとして、ダンス同好会の顧問を兼ねていた野球部長に有期の謹慎処分を上申することを決めていた。

 その後、鈴木大地スポーツ庁長官や日本トップリーグ連携機構の川淵三郎会長が批判的な意見を述べていた。高知商の報道を受けて、同様の報告が複数校からあったため、日本高野連も上申は時期尚早として、再審議することにしていた。

野球

×