星稜エース奥川、最速148キロ「真っすぐでしっかり押せた」

スポーツ報知
最速148キロをマークした奥川

◆練習試合▽第1試合 光泉1―13星稜 ▽第2試合 星稜13―2光泉(10日、星稜高野球場)

 23日開幕のセンバツ高校野球大会(甲子園)で2年連続13度目出場の星稜は10日、金沢市の同校野球場で光泉(滋賀)と練習試合2試合を行い、13―1、13―2(7回で終了)で連勝した。12日まで行われる学年末試験の真っ最中だが、成績トップの秀才・山本伊織二塁手(新3年)が、9日の2019年チーム第1号の本塁打に続き、この日も第2試合で猛打賞の活躍を見せた。第1試合に先発したエース右腕・奥川恭伸(新3年)は3回無失点に抑え、最速148キロをマークした。

 9日の今年初登板で147キロを出した奥川は、2球団のスカウトが見守る前で3回を2安打無失点に抑え、直球は前日を上回る148キロをマーク。「真っすぐでしっかり押せていたので感触は悪くない。もうちょっとです」と納得の表情を見せた。

 同じくセンバツ出場を決めている横浜のエース左腕・及川雅貴(新3年)が9日に151キロを計測したことには「すごいです。何でそんなに出るんだろう」と話したが、球速より球質にこだわる奥川は「もう少し(球速が)出そうな感覚はあるが、それだけ(148キロ)出ていれば十分。球速で競うのではなく、コースや高さなどしっかり『ピッチング』をしたい」と強調した。

 センバツ開幕が近づいているものの、一番の気がかりは学年末試験。「昨日は寝ちゃったんで、今日と明日がヤマ場です。試験が終わったらやっと、センバツに向けて(気持ちが)盛り上がります」。プロ注目右腕が、高校生の素顔を見せた。

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