札幌第一、16、17年初戦敗退の「第3日第3試合」もジンクス関係なし

スポーツ報知
対戦が決まった山梨学院・相沢主将(左)とガッツポーズする札幌第一・大平主将

 道勢2校が、それぞれのジンクスを覆す。第91回選抜高校野球大会(23日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市内で行われた。昨秋の明治神宮覇者で初出場の札幌大谷は、24日の大会第2日第3試合(14時試合開始)で、23年ぶり9度目出場の米子東(鳥取)と対戦。神宮優勝校は翌センバツで優勝できないというジンクスを打破する。また、2年ぶり3度目出場の札幌第一は25日の大会第3日目の第3試合で山梨学院(山梨)と対戦。第3日第3試合の初陣は16、17年に続き3回連続だが、過去2回はいずれも敗れている。

 運命なのか―。札幌第一がまたもや、「第3日第3試合」の日程を引き当てた。初出場だった16年の木更津総合(千葉)戦、17年の健大高崎(群馬)戦に続く3大会連続で同じ日程。対戦相手も同じ関東地区代表の山梨学院(山梨)とあり、菊池雄人監督(46)は「3回やって3回ですよ?不思議ですね」と苦笑いだった。

 残りものには福がある?抽選では大平裕人主将(3年)がくじを引いたが、右半分のゾーンで最後に引くことになった。札幌第一以外の対戦校が埋まり、最後に残ったのが「第3日第3試合」。「一応、くじは引きましたけど。残ったものしかないので」と、大平も苦笑い。野球の神様に導かれるように、またもや同じ日程に決まった。

 過去、先輩たちは「第3日第3試合」の日程に屈してきた。大平は「3日目の第3試合で先輩たちは1勝できなかった。まずは3日目で勝つことを目標にしたい」と、同じ日程での先輩越えを誓う。指揮官は「午後なので生活リズムは作りやすい。過去の経験もあるので、工夫はしたい。“3”度目の正直ですね」と意気込んだ。同校初のセンバツ勝利には、“3のジンクス”を払拭するしかない。(清)

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