星稜の1番・東海林、9戦連続安打で4割6分7厘

スポーツ報知
3回の第2打席で中越え三塁打を放った東海林

◆練習試合 ▽星稜3―0中越(17日、石川・星稜高野球場)

 第91回センバツ高校野球大会(23日開幕・甲子園)に出場する星稜(石川)は17日、金沢市で昨夏甲子園出場の中越(新潟)と練習試合を行い、3―0で勝利(降雨のため5回で終了)した。チームで唯一、9日の練習試合初戦から8試合連続安打中だった1番・東海林航介中堅手(3年)が、この日も3回に中越え三塁打。4回には四球で出塁すると、5秒9の快足で難なく二盗、三盗を成功させた。

 ここまで9試合で30打数14安打、打率4割6分7厘。うち5本が三塁打、3本が二塁打と長打が8本を占め、得点につながる安打を量産中だ。「冬場は長打を目指してバットを強く振ることに取り組んできた。その成果が出ている」。スイングスピードが上がったことで「ボールを長く見られることにつながっているし、いろんな面でプラスになっている」と感じている。

 前チームでも1番打者として活躍した。昨夏は県大会全5試合、甲子園でも藤蔭(大分)との初戦で初回に出塁して先制のホームを踏み、勝利につなげた。「相手に脅威を与えるためにも初回から長打で出塁したい。自分が出れば得点のチャンスも増える」。“勝利の方程式”は、東海林の第1打席にかかっている。

(勝田 成紀)

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