【センバツ】星稜・奥川に名投手重ね…15球団スカウトが絶賛

スポーツ報知
最後の打者を併殺に仕留めガッツポーズで喜ぶ奥川

◆第91回センバツ高校野球大会第1日 1回戦 星稜3―0履正社(23日・甲子園)

 平成最後の甲子園が開幕し、“ビッグ4”の一角、星稜・奥川恭伸投手(3年)が奪三振ショーを披露した。優勝候補同士の激突となった第3試合で、星稜(石川)が履正社(大阪)に快勝。奥川は自己最速を2キロ更新する152キロをマークし、強力打線から歴代10位タイの17三振を奪って3安打完封した。昨秋から続けている公式戦での自責点ゼロも60回1/3に伸ばし、集まった日米15球団のスカウトの視線をくぎ付けにした。

 広島・苑田スカウト統括部長「これだけスピードがあって、ボールに力もキレも制球力もある投手はなかなかいない。12球団全て即戦力として見ているのでは。タイプ的には中日の小松辰雄。そういえば彼も星稜だったね」

 ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「昨年よりさらにスケールが大きくなった。巨人・菅野みたい。スライダーは打者の手元で曲がるから真っすぐに見える。高校生では打てない。大学、社会人の投手を含めてもトップクラス」

 西武・渡辺GM「ある程度完成されているけれども、伸びしろもたくさんある。スライダー、フォークもハイレベルにある。これからさらに高いレベルにいくと思うよ」

 フィリーズ・大慈弥環太平洋担当部長「腰高で江川を思い出す。スライダー、カットボール、フォークもいい。大船渡・佐々木と双璧」

 ロッテ・松本球団本部長「いい意味で投球に強弱がつけられる。メリハリをつけるセンスがある。ダルビッシュとか、活躍している投手の共通点。プロでも早い時期に出てくる投手」

 ツインズ・高橋国際スカウト「フォームの沈み込みが浅い分、球に角度がある。メジャーのマウンドに合いそう」

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