【センバツ】横浜・及川152キロも3回途中5失点KOで散る

スポーツ報知
明豊に敗れ、肩を落とす横浜・及川(左)

◆第91回センバツ高校野球大会第2日 1回戦 明豊13―5横浜(24日・甲子園)

 横浜(神奈川)は及川(およかわ)雅貴投手(3年)が、ソフトバンクのスピードガンでセンバツでの左腕最速に並ぶ152キロをマークしたが、3回に崩れ5失点。初戦で姿を消した。

 外野用のグラブを受け取ると、及川は険しい表情で右翼の守備についた。3回、連続四球後に4安打を集中され、3回途中5安打2四球の5失点。「ピッチングの波があるところを改善できてない。自分のもろさ」と振り返った。

 それでも、ネット裏の評価は変わらない。球場表示は最速146キロだったが、見守った日米16球団のスピードガンでは最速150キロ以上が続発。ソフトバンクのガンは花巻東・菊池雄星(現マリナーズ)に並ぶ、左腕のセンバツ最速152キロを示した。23日の星稜・奥川恭伸(3年)にも並び、同一大会で2人が150キロ超えは12年の大谷(花巻東)、藤浪(大阪桐蔭)以来だ。

 23日は奥川の快投をテレビ観戦。「奥川選手以上の投球をしようとは思ってない。自分の投球ができれば」と臨んだが、無念の初戦敗退。8回2死から再登板し、4つのアウトをすべて三振で奪ったのが、せめてもの意地だった。(山口 泰史)

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