【センバツ】津田学園、2年生小林がチームの4安打中3安打!「自信を持っていけた」

スポーツ報知

◆第91回センバツ高校野球大会第3日 1回戦 津田学園0―2龍谷大平安(25日・甲子園)

 ◆第91回センバツ高校野球大会第3日 1回戦 龍谷大平安2―0津田学園(延長11回)(25日・甲子園)

 津田学園(三重)の小林世直遊撃手(2年)が、チームの4本のうち3本を放つ活躍を見せた。龍谷大平安の好投手・野沢から「打席に立った瞬間いけると思った。自信を持っていけた」と3回の初打席で中前打を放つと、5回には右前に、7回には左前と広角に打ち分ける器用な打撃を披露。打線が相手投手を打ちあぐねる中で、1人気を吐いた。

 自宅ではバドミントンのシャトルを打つ練習を行い、打撃の強化につなげてきた。兄や両親、時には祖母も練習を手伝ってくれ「ミート力やセンター返し、ポイントに引きつけて打つことを確認できた。僕のために動いてくれているので、結果で示したかった」と感謝の思いを口にした。3安打と結果を残し、甲子園に出られなかった兄の分も、聖地に爪痕を刻んだ。

 いずれの安打も得点にはつながらず、チームも延長11回までもつれる投手戦の末、敗れた。小林は延長10回の最終打席では二ゴロに終わり「当てにいってしまった。気持ちの弱さが出た」と反省も忘れず。「引いてしまうところがあった。そこが夏までの課題です。先輩たちに頼らず、もっとチームを引っ張って夏に絶対戻ってきたい」と力強くリベンジを誓った。

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