【センバツ】21世紀枠・石岡一が初勝利まで「あと1球」に迫りながらも延長突入 サヨナラ負けも大善戦

スポーツ報知
延長11回1死満塁、投ゴロを石岡一・岩本大地が本塁へ悪送球

 ◆第91回センバツ高校野球大会第3日 盛岡大付3x―2石岡一(25日・甲子園)

 21世紀枠として春夏通じて初出場となった石岡一(茨城)は2点リードで迎えた9回裏、2死までこぎつけたが、エース右腕の岩本大地(3年)が完封まで「あと1球」まで迫りながらも同点に追いつかれ、延長に突入。11回1死満塁、投ゴロに打ち取りながらも本塁へ痛恨の悪送球。サヨナラ負けで惜しくも甲子園初勝利はお預けとなった。

 それでも最速144キロのストレートにスライダー、チェンジアップと緩急を駆使して、みちのくの強豪私学を相手に8回までゼロを刻み続けた。170球を投げ、5安打11奪三振で全国にその名を印象づけた。ナインも懸命に守り、全員野球でエースをもり立てた。県立校のひたむきなプレーに聖地が沸いた。

 岩本は「最後は勝ちきれなくて悔しいです。ゲッツーを狙ってしまい、最低限アウト1つで良かったんですが、勝ちたかったんで…。甲子園で野球をやるのは夢で、投げられたのは楽しかった。夏、成長して戻ってきて、またここでやりたい」と確かな自信を胸に、聖地を後にした。

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