大谷翔平、左腕から22打席ぶり安打 記録訂正の内野安打と合わせ10度目マルチ「常にどうやったら、うまくなるか考えながら」

2018年7月12日7時40分  スポーツ報知
  • 大谷翔平(ロイター)

 ◆エンゼルス9―3マリナーズ(10日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が10日(日本時間11日)、本拠地のマリナーズ戦で「6番・指名打者」で2試合ぶりに先発出場。5点リードの8回2死二塁で左腕から22打席ぶりとなる左前適時打を放った。自打球を受けた右膝も心配されたが、4回2死では二塁へのゴロで全力疾走。一度は二塁失策と記録されたが、その後に二塁内野安打と訂正され、4打数2安打1打点。今季10度目のマルチ安打をマークした。チームは9-3で快勝した。

 待望の一打が左前で弾む。大谷は一塁ベースへ到達すると、少しだけ表情を崩した。5点リードの8回2死二塁。3番手左腕・エリアスの外角高め、94・4マイル(約152キロ)の直球を逆らわずに打ち返した。対左投手から22打席ぶり安打でダメ押した。

 「走者を返したいと思って打ちにいった。(日本の左投手の球の)軌道とは違う。慣れないといけないし、しっかり対応しないといけない。常にどうやったら、うまくなるかを考えながら。そこだけ考えて、今の打席よりも次の打席が良くなるように工夫したい」。左腕撃ちは5月18日のレイズ戦で剛球左腕・スネルから左中間二塁打を放って以来。満足感よりも次への課題を口にした。

 試合前まで対右投手の打率3割3分に対し、左投手は打率1割1分8厘(34打数4安打)と分が悪かった。右肘故障から復帰した3日以降、相手先発が左腕だった2試合はいずれもスタメンから外れた。日本ハム時代の17年は対左腕は打率3割4分9厘(43打数15安打)、1本塁打をマーク。苦手意識はなかったが、「打っていかないと打席に立たせてもらえない」と危機感があった。この日の一打を復調のきっかけとしたいところだ。

 7日のドジャース戦では自打球が右膝に直撃し、休養日だった9日はアイシングや超音波治療を受けた。この日の試合後も患部をアイシング。決して万全とは言えないが、4回2死では二塁への弱い打球で全力疾走。二塁内野安打とし、今季10度目のマルチ安打をマークした。「セーフになると思って走った。プレー中は気にしてもいられない。しっかり次の塁に進めるように走っていきたい」。

 打者・大谷の完全復活は近づきつつある。(小谷 真弥)

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