ヤンキース・田中、日本人初デビューからの5年連続2ケタ勝利お預け

スポーツ報知

 ◆レッドソックスーヤンキース(5日・ボストン)

 ヤンキースの田中将大投手(29)が5日(日本時間6日)、日本人では初となるメジャーデビューからの5年連続2桁勝利を目指して、敵地でのレッドソックス戦に先発。0―0で迎えた5回にベッツに左翼への先制ソロを浴び、なおも、2死一塁となった場面で降板、味方打線が一度は逆転したものの抑えのチャプマンが9回に追いつかれ、延長10回サヨナラ負けして4タテをくらった。

 田中は4月23日のツインズ戦以来、14試合負けなしとなった。田中は4回2/3を投げ、1本塁打を含む6安打1失点。今季最多タイの9奪三振1四球、球数は97球だった。

 この試合まで17回1/3無失点中だった田中は初回1死からベニンテンディに中越二塁打を許すが、ピアース、マルティネスを連続三振に打ち取った。

 均衡が崩れたのは、5回1死。ベッツにカウント2―0からの3球目、89マイル(約143キロ)のカットボールを、左翼グリーンモンスターを超える場外に運ばれた。無失点イニングは21回1/3で途切れ、さらに、味方失策などで2死一塁とされた場面で降板した。

 だが、味方打線が7回に逆転し、田中の黒星は消滅。連続無敗記録は、マリナーズのパクストンと並ぶ今季メジャー最多タイの14試合に伸びた。松坂大輔、伊良部秀輝と並ぶシーズン日本人最多の9連勝挑戦も持ち越しとなった。

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