満塁一掃三塁打の大谷翔平、大坂なおみから刺激「すごい感動しました」

スポーツ報知

◆ホワイトソックス3―12エンゼルス(8日・シカゴ)

 【シカゴ(米イリノイ州)=小谷真弥】エンゼルスの大谷翔平投手(24)は8日(日本時間9日)、敵地ホワイトソックス戦に「4番・DH」でフル出場。3点リードの9回無死満塁、左腕フライから右翼線へ走者一掃の三塁打を放つなど、4打数2安打3打点。2得点1四球1盗塁と奮闘し「四球を選べていたし、走者がたまっているところでも打てた。いい仕事はできた」と充実感をにじませた。

 ヒヤリとさせる場面もあった。9回1死三塁からビエラの暴投で本塁へ突入。本塁カバーに入った右腕と交錯し、右ひざ付近を強打。足を引きずるようにしてベンチへ戻った。アイシング治療を施した大谷は「打撲みたいな感じなので、全然大丈夫かなと。明日もいい調整をして出られるように」と軽症を強調。ソーシア監督は「大丈夫だと思います。明日の試合は様子を見て」と話した。

 初回1死一塁では二盗を決め、今季8個目の盗塁をマーク。米メディアによると、1シーズンで3登板&15本塁打&8盗塁を記録したのは1888年のジミー・ライアン(カブス)以来130年ぶり2人目だという。打率を2割9分まで上げ、「いい部分が表に出ている感じがする。その中で良くない打席はありますし、それをもっといい方向に持っていけるように」と言葉に力を込めた。

 テニス全米オープンの女子シングルスを制した大坂なおみから刺激を受けた。試合前にテレビで観戦。「すごい感動しました。なかなか長い歴史の中で、出来なかったことを達成したということで本当に素晴らしいな、と。すごい刺激をもらったかなと思います」と話した。

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