ドジャース前田、クリーンアップ3者連続K サヨナラ勝ちで首位守る

スポーツ報知

◆ドジャース3―2ロッキーズ(18日・ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手(30)が18日(日本時間19日)、本拠地でのロッキーズ戦で同点の8回から2番手として登板。1回を投げて無安打無失点、3奪三振で勝ち負けは付かず、防御率は3・85となった。チームは延長10回に3―2でサヨナラ勝ちした。

 ロッキーズとの首位攻防第2戦。同点の8回にマウンドに上がった前田が、ロッキーズのクリーンアップに立ちはだかった。「大事なゲームだと思うし、特にあのイニング(8回)は大事だと思った。僕が抑えれば、必ず勝ちにつながると思った」。気合十分の前田がまず対峙したのは今季34本塁打、101打点を誇る3番アレナド。過去22打数2安打と、めっぽう得意とする相手にも「甘い球は仕留められる可能性もある。気を抜いて投げる打席は一つもない」。細心の注意を忘れずに立ち向かい、2球で追い込むと最後は低めのスライダーで3球三振に仕留めた。

 4番ホリデーには直球を続けて連続3球三振。5番デスモンドからも見逃し三振を奪うと、マウンド上で雄たけびを上げて右拳を力強く握った前田は「久しぶりに気持ちの入ったボールが投げられた。いい打順だったし、ゼロで抑えられてよかった」と大きく胸を張った。

 チームは延長10回にテイラーのサヨナラ弾が飛び出して、首位攻防に連勝。2位ロッキーズに1・5ゲーム差をつけて残り試合は10となった。先発から救援へと配置転換されて約1カ月。接戦の終盤を任せられる貴重な役割を担う前田は「任された場面をしっかり抑えて、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい。勝つしかない」。地区6連覇へ向けてラストスパートを誓った。(穐村 賢)

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