アストロズ・グリエル、2本塁打7打点 兄弟マルチ本塁打はメジャー初「弟にプレッシャーをかけるなと言ったよ」

スポーツ報知

◆アストロズ 11-3 エンゼルス(21日・ヒューストン)

 アストロズのユリエスキ・グリエル内野手(34)が21日(日本時間22日)、本拠地のエンゼルス戦で「6番・一塁」で先発出場し、2本塁打7打点の大活躍を見せた。弟のブルージェイズ、ルルデス・グリエル内野手(24)も本拠地・レイズ戦で2本塁打を含む3安打2打点の活躍。兄弟そろってマルチ本塁打はメジャー初の快挙だ。

 兄のグリエルは初回2死満塁で右翼ポール際へ今季2本目の11号満塁アーチをかけると、3回1死一塁では左翼席へ2打席連発となる12号2ラン。5回1死一、三塁では中前適時打を放ち、4打数3安打でキャリアハイの7打点。自身初のマルチ本塁打とド派手にポストシーズン進出を決め、グリエルは「チームメート全員でプレーオフ進出の祝杯をあげることができて、うれしかった」と振り返った。

 弟のルルデスと兄弟そろってマルチ本塁打を放った。兄のユリエスキは「記録を達成したのは知らなかった。弟にとっても僕にとってもうれしいことだ。弟が打つ度にチームメートから『また打ったぞ。おまえも打たなきゃ』と言われた。打てて良かった」と振り返った。

 試合後に弟のルルデスと連絡を取ったという。「『あまりプレッシャーをかけないでくれ』と言ったよ。弟は競争心が強いアスリートだ。(弟は)『今回は(打点で)負けたが、次は負けない』と言っていた。朗報を聞いて、両親は喜んでいる」と笑顔だった。

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