Dバックス・平野、3失点も日本選手最多74戦登板「来年もうまくいくとは思ってない」

スポーツ報知

◆Dバックス4―7ドジャース(24日・フェニックス)

 Dバックスの平野佳寿投手(34)とドジャースの前田健太投手(30)が24日、ともにリリーフ登板し、明暗を分けた。

 今季74試合目の登板で、2004年の大塚晶則(パドレス)、13年の上原浩治(Rソックス)を抜き、日本選手のシーズン最多記録を更新した平野だったが、1点ビハインドの9回、四球と安打で無死一、三塁に。ここでフォークボールがバウンドし、暴投となって失点。4番・マチャドに適時二塁打を打たれるなど3点を失った。「自滅です」と悔しそうだ。

 しかし、勝利の方程式でチームを支えた右腕はこの日、地元記者の投票でチームの新人王に選出され「そういうふうに見てもらえたというのはうれしい。ありがたいこと」と感謝。また、登板記録には「毎日、必死で投げた結果です」と淡々と振り返った。

 一方、1点リードの8回途中から登板の前田は無失点で今季3個目のホールドを挙げ勝利に貢献。ただ、4番・ウォーカーに対し顔面に死球。帽子を取って謝り、次打者を抑えたが、「本当に申し訳ない。ボクとしても嫌な死球」と最後まで相手の容体を心配していた。

 大リーグ1年目から大車輪の活躍だった。それでも「来年もうまくいくとは思ってない。今年と同じように毎試合、集中してやっていくことが大事」と気持ちを引き締めていた。

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