ヤンキース崖っぷち…PS球団最多16失点でRソックスに完敗

スポーツ報知

◆ア・リーグ地区シリーズ第3戦 ヤンキース1―16レッドソックス(8日・ニューヨーク)

 地区シリーズが各地で行われ、ヤンキースはRソックスとの第3戦に1―16で完敗。対戦成績1勝2敗となって後がなくなった。

 16失点はPSの球団最多失点。本拠地で15点差で敗れたのは、メジャー全体でもPSワースト記録だ。PSの本拠地連勝記録も「7」でストップ。4万9657人のファンが悪夢にうなされた。

 3回まで3失点の先発セベリーノを4回も続投させるも無死満塁で降板。2番手リンも追加点を許し、この回だけで7点を失った。その後も救援陣が次々と打たれ、9回は6番手として捕手ロマインがマウンドへ上がって2失点。PSで野手の登板は史上2人目という記録も作り、最後まで屈辱にまみれた。試合後、継投策を問われたブーン監督は「試合を捨てるしかなかった。出血を止められなかった」と顔をしかめた。

 テレビ中継で解説者ロン・ダーリング氏が、セベリーノが試合開始予定8分前からブルペン投球練習を始めたと指摘。開始時刻を間違っていたのでは、と疑問を呈した。試合後に真偽を問われた右腕は「私は10分あれば準備できる。開始時刻は知っていた。彼(解説者)は私のルーチンを知っている訳ではない」と準備不足はきっぱり否定するも、「制球が乱れてピンチを招いた」と悔しがった。

 第4戦の先発を託された38歳左腕サバシアは「積極的にストライクゾーンで勝負し、早いカウントで打たせていきたい」と気合を入れていた。(一村 順子)

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