アストロズ先勝 リーグ新PS13試合連続本塁打 ワールドシリーズ連覇へ好発進 

スポーツ報知

◆ア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 レッドソックス2―7アストロズ(13日・ボストン)

 リーグ優勝決定シリーズが13日(日本時間14日)に行われ、ア・リーグ第1戦ではワールドシリーズ連覇を狙うアストロズが、108勝軍団のRソックスに7―2で先勝した。

 8回までア軍が3―2で1点リード。両軍2安打の僅少差の試合が一気に動いたのは9回だ。先頭のレディックが中堅に特大ソロ。更にグリエルが右翼へ流し打ちの3ラン。3万8007人の観衆を集めた敵地を沈黙させた。ポストシーズン(PS)13試合連続本塁打はア・リーグ新記録。ナ・リーグ所属時代に自軍が作ったメジャー記録に並んだ。

 「あれだけ四死球が出ても、途中までお互いにロースコアだった。少しのミスで流れが変わる試合だった」とヒンチ監督。8回までの10四死球をうまく生かせなかっただけに、9回の猛攻に胸をなで下ろしていた。

 試合を作ったのは先発バーランダー。レ軍の左腕セールとは今季の公式戦で合計527K。優勝決定Sでは史上最多となる三振奪取投手同士の投げ合いを制した。「公式戦なら、惜しかった試合が明日につながることもある。でもプレーオフは、その日が全て。みんなが次のチャンスをモノにしようと一丸になっていた」。5回に押し出し四球、暴投と乱れたが6回を投げきり、これでPS通算13勝。歴代4位に進出した。

 なお、初戦を制したチームのワールドシリーズ進出率は65%だ。(一村 順子)

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