「大谷知り尽くす男」エンゼルス新監督のオースマス氏、Gグラブ賞3度の名捕手

スポーツ報知
大谷翔平

 大谷翔平投手(24)が所属するエンゼルスは21日(日本時間22日)、ブラッド・オースマス氏(49)が監督に就任すると発表。22日(同23日)に本拠地で就任会見を行う。米メディアによると、3年契約。

 1987年、ヤンキースのドラフト48巡目(全体の1152番目)でプロ入り。マイナーでプレーしながら、名門ダートマス大に通い、卒業した努力家だ。メジャー昇格は6年目と時間がかかったが、小柄ながら捕手として強肩好守に好リードで3度、ゴールドグラブを受賞。「華麗な守備を誇る捕手」の異名をとった。

 3年連続でリーグ優勝決定シリーズに導いた名将・リーランド監督の後を継いで14年、タイガースの指揮官に就任。初年度は地区優勝も地区シリーズでは3戦全敗。主砲カブレラ、エースのバーランダーを擁しながら、15、17年には地区最下位に沈むなど期待を裏切り、17年限りで解任された。今季はエンゼルスのGM特別補佐。投打二刀流で特殊な起用法が求められる大谷が所属するチーム事情を、十分に把握している。

 アストロズのヒンチ監督は、Dバックス監督として失敗しながらも、パドレスのGM補佐を経験した後にアストロズ監督として花開いた。オースマス氏も、フロント経験が指揮官としてのレベルアップにつながってくれればいいのだが。

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