イチロー、大谷にとって新人王は「獲得しなくてはならないタイトル」

スポーツ報知
ア・リーグの新人王を獲得した大谷(エンゼルス球団提供)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が12日(日本時間13日)、ア・リーグの最優秀新人(新人王)に選出された。日本選手では1995年の野茂英雄投手(ドジャース)、2000年の佐々木主浩投手、01年のイチロー外野手(ともにマリナーズ)以来17年ぶり4人目の快挙。投票権を持つ30人のうち29人が3位票までに投票し、2位以下に大差をつける圧勝だった。

 01年に新人王を受賞したイチロー外野手(45)=マリナーズFA=が13日、新人王を獲得した大谷を「翔平、おめでとう」と祝福した。

 渡米前から食事するなど交流があり、シーズン中には「翔平は(新人王を)取らなきゃいけない」と熱く語ったことも。「獲得して当然の立場で、実際にそれを達成することは実は思いのほか難しいもの」といい、「翔平にとっては獲得したいタイトルというより“獲得しなくてはならないタイトル”というスタンスであったのでは」と推測もした。

 来春キャンプにはマリナーズの招待選手として参加。来季のアスレチックスとの日本開幕戦(3月20、21日=東京D)の出場登録28人枠入りすることが内定している。現在は日本で自主トレ中で、「この先、どれくらい同じ時間を共有できるかは僕次第ですが、この歴史的にも希有(けう)な存在の選手と渡り合うべく、励んでいきたい」と意欲を示した。

野球

×