Wシリーズ最多タイ5発のアットリーも引退 08年フィリーズ世界一のレギュラー現役ゼロに

スポーツ報知

 メジャー歴代15位の通算3166安打をマークしたレンジャーズのA・ベルトレ三塁手が20日、現役引退を発表してファンを驚かせたが、それ以外にも多くのスター選手がこのオフ、MLBの舞台からの別離を表明した。Wシリーズ最多タイの5本塁打を記録したドジャーズ・アットリー内野手もユニホームを脱いだ。(構成・蛭間 豊章)

 ドジャースのアットリー内野手がユニホームを脱ぎ、08年に世界一となったフィリーズのレギュラー全員が引退することになった。

 ドジャースで控えの内野手としてプレーしていたアットリーは、3年前の地区シリーズで二塁への強烈なスライディングによって、走塁面で厳格な判定が行われるきっかけを作った選手として知られる。しかし、フィリーズ時代は3番に定着し、2000年代にはメジャーを代表する二塁手として、09年のヤンキースとのワールドシリーズではタイ記録の5本塁打を放ち、シルバースラッガー賞を4度受賞するなど、攻守に渋い働きをする選手だった。

 今年は他にも「2番・右翼」だったワースがマリナーズでの昇格を諦め、6月にフィリーズの4番打者として本塁打王2度、06年のMVPに輝いたハワード一塁手も9月に正式引退を発表。また8月3日には3年間、メジャーから離れていた「6番・中堅」のビクトリーノがフィリーズと1日契約を結び、引退を発表した。

野球

×