45歳イチロー、来季もメジャー 代理人が明かした「年内にも正式に契約」

スポーツ報知
イチロー

 米大リーグの球団幹部や代理人らが一堂に会するウィンターミーティング(WM)が10日(日本時間11日未明)、ネバダ州ラスベガスで4日間の日程で始まった。西武からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)らの移籍交渉が注目される一方、5月以降プレーしていなかったイチロー外野手(45)のボッグス代理人が9日に当地入りし、年内中にマリナーズと契約を結ぶと明らかにした。

 マリナーズの一員として来季、日本で開催されるアスレチックスとの開幕戦(東京D=3月20、21日)でプレーするのが確定的なイチロー。その代理人を務めるジョン・ボッグス氏が、年内にもマ軍と正式契約を締結するとの見通しを語った。

 10月に45歳になったイチローは現在、どの球団にも属していない“フリー”の立場。WM開幕前日の9日に当地に入ったボッグス氏は「そんなに時間はかからないと思う。インセンティブを含め、今は詳細を詰めているところ。年内にも正式に契約ができるんじゃないかと思っている」。マ軍は今オフ、大型契約を結んでいた選手を軒並みトレードで放出、チーム転換を図っているが、米国の野球殿堂入りも間違いないレジェンドに関してはこれまで通り、手厚く扱うようだ。

 イチローは今年5月3日、「会長付特別補佐」就任が発表された。その後プレーしなかったものの、チームの遠征などに全て帯同。体力、技術ともにまだまだ現役を続ける意向だ。マ軍ディポトGMは、先月行われたGM会議で「健康なら来年、日本でプレーする」と語り、通常より3人多い28人枠となる日本開幕戦でのベンチ入りを“内定”していた。

 3月に契約した内容は年俸75万ドル(約8500万円)プラス出来高。相思相愛の双方には、契約に大きな隔たりはないとみられ、来季も今年と同額を基本線に交渉は円滑に進むとみられている。年内にも日米通算28年目のシーズンが正式に決まる。(一村 順子)

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