エンゼルス大谷、開幕戦絶望か? オースマス新監督「肘を危険に晒すことはしたくない」

スポーツ報知
来季の開幕戦スタメンに「打者・大谷」の名前はあるのか

 エンゼルスのオースマス新監督が12日(日本時間13日)、10月にトミー・ジョン手術を受け、来季は打者に専念する大谷翔平選手について、「開幕戦でプレーする準備は期待していない。2020年以降、投手として活躍するためにも、医療スタッフの意見を尊重し、慎重に対処したい。彼をラインナップに入れたいのは当然だが、肘を危険に晒すことはしたくない」と、3月28日の開幕戦(アスレチックス)での登録を見送る見解を語った。

 この日、エンゼルスはDH兼一塁手でフィリーズからFAとなっていたジャスティン・ボアと単年契約に基本合意し、身体検査の結果待ちの状態だと報じられた。大谷が復帰するまでは、ボアとプホルスでDHをカバーする体制となりそうだ。

 指揮官は、今季の大谷を、「長いこと誰も成し得なかったことをやった。二刀流を実現させたことは、アメリカの球界の意識を変える程の影響を与えた」と分析する。昨年キャンプ地で初めて打撃練習を見た印象を「とてつもないパワーがあり、逆方向にもパワーある打球が打てる点で、ミゲル・カブレラに似ていると思った。なかなかそういう打者にはお目にかかれない」と、将来の殿堂入りが確実とされる三冠王を引き合いに、高く評価。また、大谷の走力について「NFLのワイドレシーバー並みのスピード」と表現。「なかなか守備機会はないが、トップクラスの走力がある」と絶賛する。カブレラ並みの打力と、NFL並みの走力を持つ大谷のメジャー2年目に期待を寄せた。

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