ドジャース・前田がキャンプ初ブルペンで32球「今の段階での8、9割くらい」、3日後に打撃投手登板へ

スポーツ報知
ブルペンで投球練習をする前田(カメラ・安藤 宏太)

 ドジャースの前田健太投手(30)が15日(日本時間16日)、アリゾナ州グレンデールでキャンプ初のブルペンに入った。エース・カーショー、守護神・ジャンセンと並んで投球練習を行い、変化球やセットポジションも確かめながら32球を投げ「よかったですね。前回(3日前)キャンプ始まる前に1度入ったけど、その時はちょっとバラツキがあった。今日は制球もしっかりまとまっていてある程度思い通りに投げられたかなと思います。(力は)今の段階での8、9割くらい」と納得の表情だった。

 昨季は途中からリリーフに回り、ポストシーズンでも先発のマウンドに立つことはなかった。だが、今季の起用法についてロバーツ監督が「先発5人の中の1人」と明言済み。メジャーではこれまで16、13、8勝を挙げてきた右腕は「先発ピッチャーとして2ケタ勝つのは最低限大事なことだと思うので、もう一度2ケタ勝って1年間ローテを守るという最低限の目標を達成できるように」と目標を掲げた。

 ドジャースは2年連続ワールドシリーズで敗退。チャンピオンリングまで目前に迫りながら手が届いていない。チームとしても1988年以来遠ざかっている世界一への思いは強く「2年連続あそこまでいけたのは、すごく可能性のあるチーム。本当に素晴らしいチームだと思うので、逆に手にできていないことでモチベーションは上がっていると思う。今年こそはという思い」と意気込んだ。

 次回は3日後の18日に打撃投手を務める予定。「まだ(メジャーで)満足する結果を残せていないので、全部のボールに課題があると思いますし、全体的にレベルアップ出来るように頑張ります」と貪欲な姿勢を見せていた。

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