ハーパーがフィリーズと史上最高額の13年、363億円契約に合意

スポーツ報知

 ナショナルズからFAとなっていたブライス・ハーパー外野手(26)が2月28日(日本時間3月1日)、フィリーズと13年総額3億3000万ドル(約363億円)で契約合意した、と米複数メディアがつたえた。メジャーリーグ史上金額、年数ともに最高の超大型契約となった。

 FA選手の史上最高契約総額は、マニー・マチャド内野手が先日、パドレスと結んだ10年総額3億ドル(約330億円)。また、2014年オフにジャンカルロ・スタントン外野手(現ヤンキース)が当時所属していたマーリンズと結んだ13年3億2500万ドル(約362億円)を更新、年数もスタントンに並んだ。2012年に19歳でメジャーデビューしたハーパーは2015年に打率3割3分、42本塁打、99打点でナ・リーグMVPに輝くなど、強打の外野手として通算927試合に出場し2割7分9厘、184本塁打をマーク。FAとなった今オフは、争奪戦が繰り広げられていたものの、移籍先が中々決まらなかった。

 なお、年平均2538万ドルは、先日ロッキーズと8年総額2億6000万ドル(約287億5000万円)で契約延長に合意したばかりのノーラン・アレナド三塁手の3250万ドルには及ばなかった。

 また、米プロスポーツとしては最高額だが、個人競技のプロボクシングには、メキシコ人のプロボクサー、キャネロ・アルバレスの11戦合計3億6500万ドルには及ばなかったという。

 2008年に世界一になったフィリーズだったが、現在6年連続負け越し。超大型スラッガーの獲得で、一気にナ・リーグ東地区優勝候補の一角に躍り出ることになりそうだ。

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