投球再開のエンゼルス・大谷に聞く「特に驚きとかはなかったと思います」

スポーツ報知
打撃練習後、クラブハウスに戻る際にファンに手を振る大谷(カメラ・安藤 宏太)

 エンゼルス・大谷翔平投手(24)が8日(日本時間9日)、キャンプを行っているアリゾナ州テンピで、昨年10月の右肘手術後初めてキャッチボールを行った。ボールを投げたのは昨年9月4日以来185日ぶり。また、キャッチボール後にはティー打撃などの打撃練習も行った。主な一問一答は以下の通り。

 ―手術から約5か月、投球プログラムが始まったがボールを投げた感想は

 「しっかりメニュー通りこなせたので、そこはまずよかったかなと思います」

 ―力の入れ具合、投げるときに意識したことは

 「40フィート(約12・2メートル)くらいの距離で、軽く余力を残すくらいの感じでいいよと言われていたので、投げているのかも分からないくらいの強度でしたけど、問題なく出来たかなと思います」

 ―投げ終えたばかりだが肘の状態は

 「問題なく。今の段階では問題ないです」

 ―いきなり60球は多いようにも感じたが

 「どうなんですかね、それは(トミー・ジョン手術を)経験した人に聞いてみないと分からないので。ぼくも2回目ではないのでちょっと分からないです。今のチームメートに(トミー・ジョン手術を)している人もたくさんいますし、普通なのかなとは思います」

 ―ここからが二刀流のリハビリのスタートとなるが

 「うーん、今のままいければ1番いいのかなと。そのままの強度というか、プログラムのままでいけば最短で復帰出来るんじゃないかなと思います」

 ―チームメートと練習して笑顔も見えたが

 「1人で練習するよりも混ざってやった方が、より動けるかなと思いますし、楽しいかなと思います」

 ―手術から長かったか

 「あくまでも想定内というか、これくらいだろうなという感じで来ているかなと思います。このままの当初予定した通りのスピード感で来ているので、遅いも早いも特にないかなと思います」

 ―投げる前と後の気持ちの変化は

 「特に何もないですね。中(トレーニングルームなど)では重りも使って(トレーニングを)やっていたので普通に投げられるだろうなと思っていましたし、投げて見てその通り普通に投げられたので、そういう普通に出来る安心感はありましたけど、特に驚きとかはなかったと思います」

 ―投げるときに意識したことは

 「意識していることはありますね。それはケガをしても、しなくても、よりよくなるために意識するところはある。投げない時期もあったので、投げられるようになったらこうやって、やっていこうかなというのは何個かはありました」

 ―1球目を投げるときに怖さは

 「いや、特にはなかったです」

 ―今日投げる事は

 「予定(を聞いたの)は1週間前くらいですかね。でも今日の状態を実際見てみて本当に投げられるかどうかは今日決まった感じです」

 ―投げて見て気持ちよかったか

 「投げないよりは投げた方が野球をやっているなと言う感じはするのかなと思ってよかったかなと思います」

 ―バットを振り始めたときと比べてみて

 「試合は打者で出ると決まっているので、正直ほとんど打者のことしかまだ考えていないですし、ブルペンに入って投げたわけでもないですし、そういう意味ではそんなに新たなステップに進んだなと言う感じはしないかなと思います」

 ―力を抑えようという気持ちは

 「(力が)出そうなのをなるべく抑えながら投げるというのが、まず今日のあれ(テーマ)なので、ふんわりしたボールでしたけど、そういう感じで投げました」

 ―トレーナーからの指示は

 「『もうちょっと軽くでいいよ』という感じですね」

 ―明日以降の予定は

 「(右肘の)反応を見ながらになると思います」

 ―投球を初めても冷静だった?

 「興奮と言うよりは安心した感じ。安心と言うよりは普通に出来てよかった」

 ―トレーナーに抑えられながらも強い力が出た?

 「投球動作の中で軽く投げると言うことがあまりしないので、慣れないことはなかなかやりづらいかなと思います」

 ―キャッチボール後に打撃練習も行ったが、感覚の違いは

 「全く変わらずに出来ました」

 ―投打のリハビリを続けていくことになるが

 「ほとんど打者の方に重点的に重きをおいてやっているので、投手としての復帰のプラン、見通しはまだ正直あまりしていないかなと思います。普通にメニューの中でボールを投げた感じです」

 ―打者としては5月が目安?

 「そうですね、とにかくいい状態で計画通りにまずは打者として復帰するのが1番目先の目標かなと思います」

野球

×