高橋尚成氏、イチローの守備位置についてから交代に「監督の計らいではないか」

◆ＭＬＢ日本開幕戦　アスレチックス―マリナーズ（２０日・東京ドーム）

　マリナーズのイチロー外野手（４５）は、「９番・右翼」でスタメン出場し、１打数無安打１四球だった。守備ではボールを素手で処理し球場を沸かせた。

　イチローは４回裏、いったん守備位置についたが、ベンチに戻りそのまま交代した。

　日テレ系の「ＭＬＢ開幕戦」（後６時３０分）で副音声で解説をしていた元巨人でメジャー経験もある高橋尚成氏（４３）は、このタイミングでの交代に「珍しいですね」と、「イチローの姿を見せる監督の計らいではないか」と話した。

　４５歳１４９日での開幕スタメンは、ロッテにも在籍していたフリオ・フランコがブレーブス時代の０４年に一塁として４５歳２２７日で出場したのに次ぎ、野手ではメジャー２番目の年長記録。外野手では最年長となる。

　イチローは右翼手として、２回にピンダーの右前安打を素手でボールをつかんで処理してみせ、スタンドから拍手を浴びた。３回無死一塁で迎えた第１打席では、初球を投手が暴投し一塁走者が二塁へ。２球目のボールを打ち、セカンドフライに倒れた。４回無死一塁で迎えた第２打席では、フルカウントから四球を選び出塁した。