現役引退のイチローがシアトルに到着　ファンからは「ご苦労さま」などの声

　２１日のアスレチックス戦（東京Ｄ）後に現役引退を発表したマリナーズ・イチロー外野手（４５）が２２日（日本時間２３日）、本拠地のシアトル・タコマ国際空港に到着した。

　空港にはファンや報道陣など約５０人が待ち受ける中、弓子夫人とともに姿を見せたイチロー。「お疲れさま」、「ご苦労さま」との声も飛び交い、小さく何度も会釈をしながら、迎えの車に乗り込んでいった。

　イチローは今季、マイナーからの招待選手としてアリゾナ州ピオリアでのキャンプに参加。東京Ｄで行われたアスレチックスとの開幕カード２試合にはメジャー契約を勝ち取って、２試合連続「９番・右翼」で先発したが、６打席無安打に終わり、試合後に現役引退を表明した。

　２戦目で先発した菊池雄星投手（２７）らマ軍ナインは、試合後に羽田空港からチャーター機でシアトルに戻っていたが、午前１時３０分頃まで引退会見を行っていたイチローは、チャーター機には乗らず、弓子夫人とともに、２２日に成田空港発の全日空機に搭乗した。

　マリナーズは２３、２４日（日本時間２５、２６日）に本拠地でファンフェスタ、２５、２６日（同２７、２８日）にオープン戦・パドレス戦が予定され、２８日（同３０日）からの開幕カード・Ｒソックス戦が組まれる。