ヤンキース田中、２４日にオープン戦最終登板

　ヤンキースの田中将大投手（３０）は、明日２３日（日本時間２４日）、キャンプ地タンパでオープン戦ラスト登板となるブルージェイズ戦に先発する。２２日はキャッチボールやベースカバーなどの守備練習で汗を流し、キャンプ最終登板に備えた。

　「シーズンに向けて準備は整っている。投げるイニング、球数は短くなるけど、ゲームに入る準備や気持ちの入り方は、変えるつもりはない」

　メジャー６年目の今季は、自身初の豪州自主トレの成果もあって、キャンプイン当初から仕上がりが早かった。開幕候補セベリーノの右肩痛で、日本人最多となるメジャー４度目の開幕投手の大役を担う。順調に最終コーナーに差し掛かった田中は、「ゆとりみたいな余裕はない。順調に来ているからといって、ゲームに入って余裕をブッこいてもしょうがないので」、と落ち着いた表情だった。

　５度目のオープン戦登板。「３・２８」（日本時間２９日）、本拠地ヤンキー・スタジアムでの開幕戦（対オリオールズ）のマウンドを見据えた最後のステップとなる。（一村　順子通信員）