【楽天】青山、減額制限超え67%減…来季は「中継ぎ陣に割って入る」

スポーツ報知
会見では穏やかな表情を見せた青山

 楽天の青山浩二投手(34)は20日、コボパーク内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万円ダウンの2000万円(金額は推定)でサインした。今季は2月に右内転筋を痛めたことも響き、17試合で1勝1敗3ホールド、防御率2・30。巻き返しへ、早めの仕上げで2月のキャンプに乗り込む。

 「3分の1になりました。ガッツリいかれましたね」。減額制限を大幅に超える67%ダウン。それでも「現役を続けられるチャンスをもらえた。現役の間に自分の仕事ができるように頑張りたいという思いで、強く(ハンコを)押してきました」と前を向いた。

 出遅れた要因ははっきりしている。フォームが固まっていなかった焦りもあり、キャンプ中に右太もも内側を負傷。完治まで約3週間を要した。「例年よりボールを触る期間を多くして、自主トレでもしっかり(フォームを)固めていきたい。実戦ですぐに投げられるようにしたい」と話した。

 自主トレは例年通り、マーリンズ・田沢らと沖縄で行う予定。「500試合登板は区切りになったけど、600試合登板を目指していきたい。ベテランと思うと出遅れてしまう。実戦でもどんどん投げて、中継ぎ陣に割って入りたい」。育成契約の久保を除けば、チームの現役投手最年長。経験も味方に、キャリアハイを目指す。(山口 泰史)

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