【阪神】貧打で6年ぶりオープン戦最下位…シーズンBクラス危機

スポーツ報知
4回2死、ハーフスイングで空振り三振に倒れたロサリオ

◆オープン戦 オリックス1―1阪神=9回規定により引き分け=(25日・京セラドーム大阪)

 わずか2安打。得点は大山のソロだけのドロー。「最後だからスカッと打って勝って終わりたかったけど、相手投手(山岡)が良かった」。金本監督は明るく振る舞ったが、6年ぶりの最下位が確定した。

 春季キャンプ中は救世主としてあがめられた「不動の4番・ロサリオ」は、今は不安の象徴だ。メジャー通算71発、韓国球界の2年間で70発。だが、試合後の言葉は、実績に似つかわしくないものだった。「出てくる投手がスピードがあるし、コントロールも良かった」

 オープン戦は打率1割4分3厘、1本塁打、4打点。深刻なのは、対右投手だ。18打数1安打で打率0割5分6厘(対左は同2割3分5厘)。この日も右腕に3タコだった。開幕の相手は国内NO1右腕・菅野。負のデータが重くのしかかる。

 オープン戦最下位のチームは08年の巨人を最後にシーズンでの優勝がない。この間の9年の11チーム中10チームがBクラス、という厳しいデータを背負って開幕を迎える。「今が一番(調子が)下やから」と鉄人監督は言った。(島尾 浩一郎)

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