【中日】アルモンテ、月間MVP初受賞「幸運のアゴヒゲ」にまつわる異説初披露

スポーツ報知

 5月度の日本生命月間MVPが7日、発表され、セ・リーグ打者部門で中日のソイロ・アルモンテ外野手(28)が初受賞した。打率3割7分1厘、リーグ最多の36安打、リーグ2位タイの21打点をマークし、チームの月間2位(13勝11敗1分け)に大きく貢献した点を評価された。中日の打者では、昨年5月のビシエド以来の受賞。

 ナゴヤドームで会見に臨んだアル砲は「ドミニカ共和国のウインターリーグなどで週間MVPを受賞したことはあるけど、(日本での初受賞は)とてもうれしい。神様のおかげです」と笑顔。現時点でも打率3割4分1厘でリーグトップだが「個人の数字は考えず、チームがクライマックス・シリーズに進出できるように頑張るよ」と滅私奉公を強調した。

 来日1年目からスタートダッシュに成功した。しかし春先の寒さが厳しい米国では、むしろ気温の上昇とともに調子を上げていたという。「日本はドーム球場が多く、寒い時期からうまくアジャストすることができたよ」と本拠地球場に感謝した。

 会見の終盤には、カメラマンの求めであごひげを触ってポーズを決めた。常々「昨年、メキシカンリーグに移籍してから伸ばしてから打棒が上向いた幸運のひげ」と話していたが、その“定説”とは異なる過去を打ち明けた。「今まで言ったことはなかったけど、ひげがたくさん伸びているときに野球ができなかった時期もあったんだ」。

 ブレーブスに所属した2015年、マイナー降格を拒否して4月に自由契約となり、故障も重なって、そのシーズンを棒に振った。「だから、ひげがあるから幸運なわけじゃない。ただ、ひげがあるのが心地いいだけだよ」と目を細めていた。

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