【楽天】茂木、今季2戦連続マルチも走塁ミス反省

スポーツ報知
1回1死一塁から田中の右飛で帰塁できず、併殺となった茂木

◆日本生命セ・パ交流戦 広島2―1楽天(9日・マツダスタジアム)

 楽天は9日、広島戦(マツダ)に敗れ借金は今季ワーストの18となった。「1番・遊撃」でフル出場の茂木栄五郎内野手(24)は、初回に右前打を放つなど4打数2安打。8日にも2安打を放ち、今季初の2戦連続マルチ安打をマークした。

 当たりは会心ではなくても、しぶとく一、二塁間を破った。初回の右前打、8回先頭での右前打といずれも同じような打球。8日も2本とも右前打と引っ張った打球が続いているが「引っ張ったというよりも、引っかかってきてくれている。ポイントとして、いいところで打てているのかなと思います」とうなずいた。

 反省したのは初回の走塁だった。1死一塁から田中が右前への際どい飛球。広島・鈴木が好捕すると、戻れず併殺となった。「初回で大事なランナー。落ちてセカンドアウトはしようがないと、割り切ればよかった。落ちても二塁アウトだったかもしれない。どっちつかず。流れを1回切ってしまった」と振り返った。

 気温も上がってくる中、打率は2割5分を回復。「体の切れはよくなってくるけど、疲れにも変わってくる。そこを乗り越えて、もう一つ状態を上げていけたら、チームの勝利にもつながると思う」。上昇気配のリードオフマンが、不振の打線に流れをもたらしていく。(山口 泰史)

野球

×